なぜ2分40秒遅れの時間差PK? アジア杯ベトナム戦、日本に勝利呼んだ“ビデオ判定”

ベトナムの選手交代でさらに時間経過、直後に試合再開のはずが…主審が映像チェック

 ベトナムは状況を打破すべく、MFグエン・フイ・フンに代えてFWグエン・バン・トアンを投入。両軍の選手がそれぞれのポジションに移動し、ベトナムのゴールキックから試合が再開するかと思われたが、後半8分50秒過ぎに主審が耳に装着したレシーバーに手を当てると、プレー再開を一時中断して何かを話し始めた。

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 後半9分を指した時に主審が笛を吹き、両腕で画面をイメージさせるような四角のジェスチャーを見せてVAR判定。ピッチ脇に置かれているディスプレイで映像をチェックして時間が経過するなか、9分53秒付近で再び笛を吹いてピッチに戻り、PKを指示した。

 堂安が倒されてからPK判定まで、実に2分40秒近くのタイムラグが生じている。プレーがなかなか切れず、相手チームの選手交代も挟んだため、判定が覆るまでに時間を要した形だ。物議を醸しそうなシーンとなったが、結果的に日本はこの“時間差PK判定”に救われ、勝利を手繰り寄せた。

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