「20歳恐るべし」 長友、「有言実行の男」堂安の“PK決勝弾宣言”の証拠動画を公開

MF堂安はベトナム戦で有言実行のゴールを決めた【写真:©AFC】
MF堂安はベトナム戦で有言実行のゴールを決めた【写真:©AFC】

堂安が獲得したPKを自ら沈めてベトナムを撃破 殊勲の活躍で“丸坊主”を回避

 森保一監督率いる日本代表は24日、アジアカップ準々決勝ベトナム戦で1-0と勝利し、ベスト4進出を決めた。この一戦で決勝のPKを沈めたMF堂安律(フローニンゲン)は試合前から「僕がPK取って、PK蹴って勝ちます」と話して有言実行したとDF長友佑都(ガラタサライ)が試合後に明かしていたが、長友は自身のツイッターで前日の“宣言動画”を公開している。

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 中2日でベトナム戦を迎えた日本は、サウジアラビア戦から先発1人のみを変更。序盤からボールを保持するなか、前半24分にDF吉田麻也(サウサンプトン)がCKからゴールを決めたがビデオ判定で取り消される場面が起きた。0-0のまま後半に突入するも、同8分にMF原口元気(ハノーファー)のパスから堂安が切れ込み、エリア内で倒されるもノーファウル。一度はそのままプレー続行となるも、直後にビデオ判定でPKとなり、これを堂安が沈めて1-0で逃げ切った。

 堂安のゴールが“有言実行”と明かしたのは長友だった。「試合前に自分がPKを取って、自分が蹴って勝利に導くと言っていた。その証拠の動画を取っているので、後でSNSか何かに」と試合後に語っていたが、その後ツイッターに前日の“証拠動画”がアップされた。映像に収められている2人のやり取りはこうだ。

長友「明日ベトナム戦で点を取れなかったら頭を丸めてください」
堂安「了解です」
長友「分かりましたか?」
堂安「見ててください」
長友「よし! 絶対取れよ」
堂安「死ぬ気で取ります。PK絶対取ります」
長友「PK?」
堂安「PKだったら俺がすぐにボール取ります」
長友「それはちゃんと話し合って(笑)。揉めないようにしてよ」
堂安「とりあえずチームが勝って俺が点取ります」
長友「頼むよ」

 長友は投稿で堂安を「有言実行の男です」と称賛。「自分で得たPKをしっかり決めてくれました! 20歳恐るべし」と脱帽していた。

 今回の代表活動中、堂安は長友のトレーニングに“密着”するなど、良好な師弟関係を築いてきた。日本が2011年大会以来のアジア王座を奪還するうえで、2人の活躍は残り2試合も不可欠になりそうだ。

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