日本は「繊細なサッカーを捨てた」 韓国誌がベトナムに苦戦の森保ジャパンを疑問視
堂安のPKによる1点止まりに言及「安定感を追求するあまり、守備を打ち崩せなかった」
森保一監督率いる日本代表は、24日のアジアカップ準々決勝でベトナムを1-0と破り、準決勝でイランと対戦することが決まった。FIFAランキング100位の新興国の守備を崩せず、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって獲得したPKによる1点を守り切っての辛勝となったが、韓国メディアは「日本は繊細なサッカーを捨てた」と報じている。
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日本は前半24分、MF柴崎岳(フローニンゲン)の左CKにDF吉田麻也(サウサンプトン)が頭で合わせてゴールネットを揺らした。幸先よく先制、かと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が適用され、シュートが腕に当たったとしてノーゴール判定となった。
0-0で迎えた後半8分、日本はMF原口元気(ハノーファー)のスルーパスを受けた堂安がペナルティーエリアで足をかけられて倒されるも、プレーは続行。しかし、その後、再びVARが適用されて日本にPKが与えられ、堂安がこれを冷静に決めて決勝点を挙げた。
もっとも、試合全体を通して見れば、日本はボール支配率68.2%を記録しながら、5バックを敷くベトナムの堅い守備に苦戦。吉田とGK権田修一(サガン鳥栖)との連携ミスからあわや失点というピンチを招き、シュート数でも11対12と相手に上回られた。
韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」は「日本は繊細なサッカーを捨てた」と言及。韓国人のパク・ハンソ監督率いるベトナムの守備を思い描いた形で打ち破れなかったことを伝えている。
「日本はショートパスをつなぎ、狭いスペースを素早く抜けていく。力強さはなくとも、繊細なサッカーで独特なカラーを見せてきた。しかし、そんな日本代表が繊細さを捨てた。安定感を追求するあまり、ベトナムの守備ブロックを打ち崩せなかった。終盤はベトナムの運動量が落ち、守備が緩くなって日本が臨んでいた単純なキックによるサッカーははるかに簡単になった」
記事では「日本は準決勝でも似たスタイルを維持する可能性が高い」と予測しているが、果たして森保ジャパンは28日に行われる難敵イラン戦でどのような戦いを見せるだろうか。
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