日本とアジア杯8強で激突 躍進のベトナム代表、森保Jが警戒すべき要注意人物は?
ラウンド16でヨルダンをPK戦の末に破った“東南アジア王者”
ベトナム代表の快進撃が止まらない。グループリーグで中東の強豪イラク(2-3)とイラン(0-2)に連敗を喫したが、イエメンに2-0で勝利。決勝トーナメントに進出できる各組3位の上位4カ国に、バーレーン、キルギス、オマーンに続き“最後の1枠”として滑り込んでみせた。そしてラウンド16では、ヨルダンに1-1で迎えたPK戦を4-2で制し、ベスト8に進出。24日の日本時間22時に、ドバイのアルマクトゥーム・スタジアムで日本と対戦するが、ベトナム代表とは果たしてどんなチームなのだろうか。
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ベトナムのFIFAランクは100位、アジアカップ出場24カ国中では17番目のチームである。しかし昨年末に行われたAFFスズキカップ(2年ごとに開催される東南アジアの国際大会)では10年ぶりに頂点に立ち、東南アジア王者としてアジアカップの開催国UAEへ乗り込んだ。チャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)らの活躍もあり、日本では“東南アジア最強はタイ”とのイメージが付きがちだが、現時点ではタイ代表よりも格上と言っていいだろう。
チームを率いるのは60歳の韓国人、パク・ハンソ監督だ。2017年10月に就任し、U-23代表監督も兼任している。ラウンド16、日本対サウジアラビア戦が行われたシャルジャ・スタジアムにまで足を運び視察した。試合後の囲み取材では日本代表に敬意を払う発言をしていた韓国人指揮官だったが、大一番へどんな秘策を用意してくるのだろうか。
そして日本代表戦の予想先発メンバーは、表のとおりと予想する。若干の選手変更はあるにせよ、基本布陣は後ろに比重を置いたスタイルとなるだろう。ボールを奪ったら中盤を経由して攻撃へと転ずる。ロングボールを多用するのではなく、あくまでもボールを保持しながら攻撃を仕掛けていくのがベトナムスタイルだ。
注目選手には、MFグエン・クアン・ハイとGKダン・バン・ラムの2人を挙げたい。
21歳のMFは、ベトナム攻撃陣のキープレーヤーであり、日本戦でもチャンスには必ず絡んでくるはずだ。ピッチでのボールの“遊び方”が、どこか若き日のディエゴ・マラドーナと被って見えるというのは、決して過言ではないだろう。
またベトナム人の父とロシア人の母を持つ混血の守護神は、前述したスズキカップで大会無失点記録を更新。優勝の立役者の一人となった活躍が買われ、タイの強豪クラブであるムアントン・ユナイテッドへ移籍することが発表されている。日本の多くの攻撃を凌ぐ展開が予想されるなか、彼のビッグセーブなくしてベトナムの勝利は見えてこないだろう。
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