ザックが斬る 首位陥落インテルの敗因は裏目となったシステム変更
頂上決戦制したフィオレンティーナのソウザ監督を絶賛
元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、27日のインテルとフィオレンティーナによる首位決戦をイタリア地元ラジオ局「オンダ・リベラ」の解説者として分析。インテルのよもや3バック変更を「裏目」と分析し、にフィオレンティーナのパウロ・ソウザ監督を絶賛している。
まずは、「選手にとっても驚きだったのではないか」と、この試合を3バックシステムで臨んだインテルのロベルト・マンチーニ監督の采配について言及した。「マンチーニ監督は選手たちを裏切ったわけではないと思うし、カルチョに正解や保証はないものだ。だが、選手がそれを求めているのもまた事実だ」と、奇策とも言える3バックシステムが選手たちを混乱させてしまったのではないかと分析している。
「サンシーロでこのシステムでフィオレンティーナに敗れたことは、元の形に戻す理由になるのではないか。インテルはそれまでの5試合を勝利しているし、このフィオレンティーナ戦はチーム力を試す良い機会になったはずだ」と、次節以降は4バックシステムに戻すのではないかと予想を立てている。
page1 page2