「甘く見ている人がいる」 長友佑都、アジア杯8強ベトナム戦へ警告「足すくわれる」
一足早い準決勝の話に長友が反応 「そういうことを考えている選手はいないと思う」
日本代表は24日のアジアカップ準々決勝でベトナムと激突する。DF長友佑都(ガラタサライ)はベトナムを“格下”と見る風潮に「甘く見ている人がいる」と警鐘を鳴らし、油断すれば「足をすくわれる」と警告している。
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アジアカップは8強が出揃ったなか、FIFA(国際サッカー連盟)ランキング上では日本が50位(8強中3位)、ベトナムが100位(8強中8位)。過去6度の対戦があり、1961年の初対戦(2-3)を除き、以降は5-1(63年)、1-0(67年)、4-0(73年)、4-1(2007年)、1-0(11年)と日本が5連勝を飾っている。
半世紀以上負けを喫していない相手だが、長友は油断禁物を強調した。ベトナムを格下と見る論調や一足早い準決勝の話も出ているなか、“一発勝負”に危機感を強めている。
「ちょっとベトナムのことを甘く見ている人がいるんじゃないかなというのは感じる。ベトナム戦があるにもかかわらず、準決勝でイランと当たるとかっていう記事を見たりとか。それ、そういうことを考えている選手はいないと思う。考えていたら足をすくわれる」
28日にアル・アインで行われる準決勝でイランと対戦する可能性があるという記事に反応。日本の勝利は一切確約されておらず、もう一つのカードもイランが中国に勝利するか不透明だ。そうしたなかで異を唱えた長友は「間違いなく簡単には勝てない試合」と断言した。
「トルクメニスタン戦のように、彼らは5-4-1みたいな形で守るので、スペースが全然ないと思う。日本が綺麗なサッカーをしようとしたら、たぶん潰されてショートカウンターを食らう。トルクメニスタン戦の後半じゃないけど、大胆に攻めるところは攻めて、どんどんクロスを入れたり、放り込む場面も必要。綺麗なサッカーだけでは勝てないと思う」
油断大敵――選手たちはそれを肝に銘じながらベトナム戦に臨む。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)