FC東京、敵地8連戦の“死のロード” ラグビーW杯開催の影響で本拠地が約3カ月使えず

FC東京は、アウェー8連戦という厳しい日程が組まれた【写真:Football ZONE web】
FC東京は、アウェー8連戦という厳しい日程が組まれた【写真:Football ZONE web】

味の素スタジアムがラグビーW杯のメイン会場の一つになり、夏場がシーズンの山場に

 Jリーグは23日に今季の全日程を発表したが、FC東京はホームスタジアムの味の素スタジアムがラグビー・ワールドカップ(W杯)で使用される影響で、アウェー8連戦という厳しい日程が組まれた。

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 FC東京のアウェー大連戦は8月24日の第24節北海道コンサドーレ札幌戦でスタート。その間にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する鹿島アントラーズ戦が含まれて試合日が変更される可能性はあるが、少なくとも11月23日に行われる第32節の湘南ベルマーレ戦までホームゲームは入らない。しかも、このアウェー連戦で関東圏のチームと呼べるのは鹿島のみとなった。

 その理由は、今年に日本で開催されるラグビーW杯の開催スタジアムに、味の素スタジアムが含まれていることだ。9月20日に日本代表がロシアと対戦する開幕戦のほか、1次リーグで“オール・ブラックス”の愛称で知られるニュージーランド代表の試合、準々決勝の1試合、3位決定戦が行われ、決勝会場の日産スタジアムと並ぶメイン会場の一つになる。

 そうしたなかで、FC東京はアウェー8連戦という過酷な日程となった。野球界では、夏場に高校野球の甲子園大会により本拠地を使用できない阪神タイガースについて、“死のロード”という呼称が生まれた。連日ゲームが行われて本拠地に帰る余裕のないプロ野球で遠征続きになる阪神と、試合間のトレーニングでは関東に戻ると見られるサッカーのFC東京では簡単に比較できないが、少なくとも毎週末に遠征を伴う移動を強いられるのは事実だ。

 同時期に日産スタジアムを本拠地とする横浜F・マリノスはニッパツ三ツ沢球技場を使用するため、最高でもホームまたはアウェーは2試合連続までという通常の原則に沿った日程が発表された。同様に本拠地が使用される大分トリニータや札幌も、この時期が極端なアウェー連戦とはなっていない。

 FC東京は長谷川健太監督の体制2年目を迎えるが、8月後半から約3カ月にわたって遠征続きとなる死のロードをどう乗り切るか。その分、前後のゲームではホーム2連戦が多く組まれているため、そこでいかに貯金を作ることができるのかも、最終的な成績に大きく影響しそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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