オイルマネーと放映権料の衝撃 108億円でマンC移籍の若手ベルギー代表は年俸が4倍に
ブンデスからプレミアへの流れが加速か
だが、オイルマネーで潤うシティは年俸28億円という衝撃の条件をデ・ブライネに提示したという。ヴォルフスブルクでの年俸の4倍だった。ヴォルフスブルクは1年前にチェルシーから3000万ユーロ(約41億円)で獲得した至宝のオペレーションで5000万ユーロ(約67億円)の利益を出したが、デ・ブライネにも今回の移籍は圧倒的な経済面におけるメリットが存在したという。
「我々には資金の限度がある。だが、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、バルセロナ、バイエルンにはこれがない。我々のクラブから誰も引き抜けないと主張することは現実離れしている」
絶大なオイルマネーに加え、年間100億円規模の放映権収入を来季プレミアの各クラブが手にすることになる。そして、圧倒的な資金力を誇るメガクラブが存在する。放映権収入でプレミアから遅れをとるブンデスリーガには、さらなるタレント流出という厳しい時代がやってくるのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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