ファン・ハールが冷遇の元スペイン代表GKに新たな鬼の仕打ち 一軍練習中は施設に立ち入り禁止

徹底したマネジメント術

 そんなバルデスに対し、バルセロナ時代の恩師であり、ユナイテッド移籍に尽力したはずのオランダ人指揮官から鬼の仕打ちが新たに下されたという。マンUのトップチームの練習中は、バルデスのカーリントンの練習場への立ち入りを禁止。トップチームが練習場を離れた後、トレーニングを許可されたという。チームが午前練習で昼食後に解散となる場合、バルデスは午後に練習を行うことになるもようだ。
 指揮官は2週間前、バルデスに対してU-21、U-18のチームの練習か個別練習とアカデミーのコーチ限定の練習のみを認めたという。それも直接会話はせずに、他のコーチと関係者を通じて指示を伝えたようだ。
 記事では「これがファン・ハールの妥協を知らないマン・マネジメントの方針で、オールド・トラッフォードに多くの友人を勝ち得ない新たな例である」と指摘されている。
 2年連続で200億円以上の補強を行い、指揮官は今季のマンUを現在リーグトップへ導いた。だが、守護神デ・ヘアも兄と慕うベテランへのあまりの冷遇は大きな波紋を広げている。
【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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