イランGK、驚愕の“70m超スロー”が反響拡大 「円盤投げをすべき」「大会のハイライト」

イラン代表のGKベイランバンド【写真:©AFC】
イラン代表のGKベイランバンド【写真:©AFC】

守護神ベイランバンドのセンターサークルをはるかに越えるスローイングが世界で反響

 イラン代表GKアリレザ・ベイランバンドは、UAEで開催中のアジアカップで話題を集めている。20日の16強オマーン戦(2-0)で開始1分にPKストップを決めて流れを引き寄せたが、16日に行われたグループリーグ最終戦イラク戦(0-0)では70メートルを超える規格外のスローイングを披露。「円盤投げをすべきだ」と海外メディアで反響が広がっている。

 イランの守護神ベイランバンドは3試合すべてでクリーンシートを記録したが、守備以上にスローイングが注目を集めた。グループD首位を懸けたイラク戦の前半アディショナルタイム、自陣ゴール前でボールをキャッチしたベイランバンドは素早く起き上がって猛ダッシュ。勢いをつけて右手から放ったボールはぐんぐんと伸びて瞬く間にハーフウェーラインを越え、一気にアタッキングサードの味方に通った。得点にこそつながらなかったものの、その圧巻の飛距離に海外メディアも驚きを隠せなかった。

 英スポーツメディア「スポーツ・バイブル」が「世界記録の可能性」「信じられない」と報じていたが、ベトナム国営テレビ局「VTV」も「感動的なアジアカップ:ベイランバンドは円盤投げをすべきだ」と見出しを打って特集している。

「ベイランバンドのロングスローはアジアカップのハイライトの一つだ。チームメートに70メートル近いスローイングを通した。まるで円盤投げのように。彼は人々から称賛された」

 記事では、「世界で最も長距離を投げるGKの“ピッチャー”はマンチェスター・シティのエデルソンの73メートル」と綴り、ベイランバンドがシティのブラジル代表GKエデルソンに肉薄していることを紹介している。

 日本が24日の準々決勝ベトナム戦に勝利すれば、イラン対中国の勝利チームと準決勝で激突する。イランと対戦した際には、ベイランバンドの驚異的なスローイングが日本の脅威になるかもしれない。

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