U-21ではアイルランド代表を選択

　アストン・ビラに所属するU-21アイルランド代表MFジャック・グリーリッシュが、A代表ではイングランド代表を選択すると発表した。英国営放送「BBC」などが報じている。
 
　グリーリッシュは、アストン・ビラの下部組織出身の攻撃的MFで、9月10日に20歳を迎えたばかりの新鋭。イングランドとアイルランド両方の国籍を持つが、U-21のカテゴリーでは祖父母の母国であるアイルランド代表でプレーした。
　しかし、5月にはアイルランド代表からの招集を辞退して話題となっていた。
 
「簡単な決断ではなかったよ。家族のこともあるし、アイルランドは僕にとって特別な場所だ。でも、僕は生まれた国であるイングランドを選択したよ」
　イングランドのバーミンガム生まれのグリーリッシュはこのように決断の理由を明かした。
 
　今年6月のオフには、バカンスで訪れたスペインのリゾート島テネリフェで、たばこの箱と共に路上で大の字で寝ている画像がツイッターに流出するなどのピッチ外の騒動もあった。不要な注目を集めたが、ピッチ上での実力はロイ・ホジソン代表監督や、マンチェスター・ユナイテッドの主将FWウェイン・ルーニーも認めるところ。
 この逸材は、20歳のラヒーム・スターリング（マンチェスター・シティ）や21歳のロス・バークリー（エバートン）など若い才能が集まるイングランド代表でポジションを争うことを決意した。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images