日本が支配率「23.7%」でサウジに競り勝った要因は? “想定内”の劣勢で光った3大ポイント
アジア杯16強の強豪対決、冨安のヘディング弾を守り抜き1-0で勝利
日本代表はアジアカップのラウンド16でサウジアラビア代表と対戦し、前半20分にCKから決めた冨安健洋のゴールを守りきり1-0で勝利。準々決勝に進出した。
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AFC(アジアサッカー連盟)公式での日本のポゼッションが「23.7%」だったことが示すとおり、試合はほぼ90分にわたってサウジアラビアがボールを保持する展開。日本は自陣で守備を固めながら耐える時間が続いたものの、サウジアラビアに打たれたシュート15本のうち枠内シュートは1本のみという結果になった。
これまでアジアの戦いにおいて、日本が経験したことがないような試合内容で勝利できた主な要因は、「割り切ったゲームコントロール」「セットプレーからの得点」「逃げきるための意思統一」の3つが挙げられる。それに加えて終盤に投入された塩谷司が「相手がもうちょいミドルを打ってきたりしたら、もっと危なかった」と振り返ったように、サウジアラビアの“洗練された”攻撃スタイルにむしろ助けられた部分はあるだろう。
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河治良幸
かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。