ジェノア戦無念の出番なし トップ下で輝けない本田に伊メディア「サイドがいい」と提言
最新のトップ下候補ベルトラッチ
そこで、新たなトップ下の解決策として推薦しているのが、イタリア代表MFアンドレア・ベルトラッチだ。ジェノア戦で負傷から復帰したベルトラッチは、10人でのプレーを強いられた後半に2トップを素早くサポートして攻撃面で存在感を放った。「この背番号91が、シニシャ・ミハイロビッチ監督にとってトップ下問題への解決策になるのではないか」と、今季4人目のトップ下候補として適任と論じている。
ジェノア戦の後半では、FWマリオ・バロテッリ、FWルイス・アドリアーノ、FWカルロス・バッカの3トップを同時起用することを試みた。10人の状況であったために評価は難しいが、今後の3トップシステム採用への布石とも見られる。トップ下問題は、そのポジション自体を排除することで解決する抜本的な方策をミハイロビッチ監督が採用する可能性もある。
いずれにせよ、現段階で本田は、トップ下として厳しいと結論付けられてしまっている。その評価をあらためるためには、次に訪れたチャンスで周囲を納得させるパフォーマンスと結果を残すことが必要不可欠だ。次節はホームに強豪・ナポリを迎える一戦になるが、苦しみの背番号10にチャンスは巡ってくるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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