首位リバプールが露呈した決定的な“二つの弱点” 英解説者は「大きな問題」と警鐘
クリスタル・パレス相手に3失点、先制点を与えた場面ではハイプレスが仇に…
リバプールは現地時間19日、プレミアリーグ第23節でクリスタル・パレスとの壮絶な打ち合いを4-3で制した。エジプト代表FWモハメド・サラー、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、セネガル代表FWサディオ・マネの3トップがゴールを奪って逆転勝利をつかみ取った一方で、リーグ優勝を狙うなかで弱点が浮き彫りにもなった。
開幕から圧倒的なパフォーマンスで無敗を維持していたリバプールだったが、第21節でマンチェスター・シティとの直接対決に1-2と敗れ、リーグ戦初黒星を喫した。勢いが止まる可能性も懸念されたが、前節ブライトン戦では苦しみながらも1-0で勝ち切り、連敗を回避。クリスタル・パレス戦は無類の強さを誇る本拠地アンフィールドでの一戦で、最終的には4ゴールを挙げて貫禄の逆転勝利を飾った。ただ、その一方で先制点を与えた場面では、リバプールの弱点が浮き彫りとなった。
0-0で迎えた前半34分、リバプールは自陣でボールを回すクリスタル・パレスをハイプレスで囲い込む。ボールホルダーのスコットランド代表MFジェームズ・マッカーサーに対し、リバプールのギニア代表MFナビ・ケイタとフィルミーノの2人でプレスを敢行。後方にいたDFジェームズ・トムキンスへ苦し紛れのバックパスが出た時には、パスコースを防ぐためサラー、マネ、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンも加わり6人でプレスをかけに出ていた。
しかしその後、素早い3本のパスでプレスをかいくぐられて逆サイドへ展開された。そこからコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハへと縦パスが通り、リバプールは右サイドの深い位置で1対1の状況を作られてしまったのだ。
右サイドバックで起用された元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーが、ザハとの1対1での対応に迫られるもずば抜けた瞬発力で置き去りにされ、そのままグラウンダーのクロスを入れられてしまう。ファーサイドから走り込んだ元イングランド代表MFアンドロス・タウンゼントにニアサイドで合わせられ、リバプールは電光石火のカウンター弾で先制点を許してしまった。
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