指揮官が迎えるメッシ不在の正念場

　補強禁止処分中で今夏に獲得した選手たちを試合で起用できず、ブラジル代表MFラフィーニャも前十字靭帯断裂の重傷で半年間以上の離脱を余儀なくされている。そんなバルサにとって、スーパーエースがクラシコに間に合うというニュースは朗報だ。
　とはいえ、予定通りに復帰できた場合も、メッシはリーグ5試合、UEFAチャンピオンズリーグ3試合の計8試合を欠場することになる。
　絶対的支柱を欠く昨季の三冠王者は、それまでにいかに勝ち点を落とさずに戦うことができるか。今夏の移籍市場でFIFAによる補強禁止処分で戦力の上積みができていない現状で、スーパースター不在の間の戦いぶりが、今後の命運を握ることになりそうだ。ルイス・エンリケ監督にとっては大きな正念場となりそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images