スタメン落ちのミラン本田が抱える特殊性 プレミア移籍視野も「商業的には必要な選手」

欧州カップ戦不参加がプレミア移籍で有利に

 苦境に立たされている本田とって、最良の選択肢とは何なのだろうか――。
 フェデーレ記者はこう語った。
「イングランドに移籍した方がいい。彼はチャンピオンズリーグにもヨーロッパリーグにも出場していないから、1月からプレーできることは移籍にアドバンテージになる」
 今夏、トットナムやエバートンなどが獲得に乗り出したと地元紙でも報じられていた。今季欧州のカップ戦出場権のないミランのチーム状況が本田の移籍をより容易にすると分析している。
 その一方で、本田にはミランにとって特殊な存在だという。
「しかし、本田は商業的にはミランには必要な選手。特別な選手だということも忘れてはならない」
 背番号「10」は、ピッチ外で特別な選手だという。アジア市場で収益性を高める方針に転換したミランにとって本田は旗頭。地元メディアは、本田をかつて「マーケティングマン」と評していた。残留の最大のメリットがミランにとっての商業価値という厳しい評価を受けてきた。昨季開幕時の7試合6得点2アシストのような爆発ぶりで、屈辱的な評価をくつがえしたいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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