アラベス移籍浮上の乾貴士 「買い取りオプション付きレンタル」とスペイン紙報道
今季終了までの期限付き移籍で交渉か ベティスとの関係性も良好と指摘
アジアカップの日本代表で10番を背負っているMF乾貴士。昨夏ベティスに新天地を求めたテクニシャンが、今冬アラベスへの移籍が進んでいると、スペインの各メディアが報じている。「AS」紙によると今季終了までのレンタル移籍で、完全移籍での買い取りオプションが付く契約になりそうだという。
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「アジアカップでの日本での戦いが終わり次第、タカシ・イヌイはヴィトーリア(アラベスの本拠である地方)に向かう。彼はシーズン終了までベティスから期限付き移籍をする形となり、アラベスはシーズン終了後に買い取り付きオプションを手にできる」
同紙はこのように記している。今回の移籍報道で重要な役割を果たしているのは、アラベスのスポーツディレクター(SD)を務めるセルジオ・フェルナンデス氏、そしてアラベスとベティスの関係性のようだ。
アラベスは第20節終了時点で勝ち点32の5位。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位セビージャとは勝ち点1差と大躍進を果たしている一方で、FWイバイ・ゴメスがアスレティック・ビルバオへと去った。アタッカーの穴埋めとして、同SDが目をつけたのが乾だ。もともとアラベスはベティスからMFダルコ・ブラシャナツをレンタル移籍で保有していることもあり、両チーム間の連係は円滑であるとのこと。「選手側が承認すれば、それは成立となる」と、あとは乾の決断を待つだけの状況となっているようだ。
同紙は乾が参加しているアジアカップの日本代表についても説明。「日本代表として戦うイヌイは、アジアカップが終了するまでは到着しない。優勝候補の一つであるため、2月上旬までヴィトーリアに加わらない可能性は普通にある」とアジア強豪国の一員であるとの立場も説明している。緊急招集されたアジアカップからのシーズン途中の移籍となれば、乾にとっての2019年はいきなり激動の日々となるが、選手本人としてはまずはアジアカップで結果を残したいところだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)