トゥヘル監督が香川らドルトムント攻撃陣を一喝 「怖さがない」

2試合連続の不完全燃焼ドローに香川も反省

 ペナルティーボックス近くでの連係を高めることが、ラストパス、フィニッシュに高い精度を見せる香川の武器を生かす近道となる。厳しくも愛情あふれる叱咤(しった)激励だった。指揮官は、日本人プレーメーカーに危険なエリアでプレーすることを命じていた。香川も同点ゴールのシーンでは、DFラインの裏に走りこんだギンターに絶妙なクロスを送り、起点となっていた。
 チームは終了間際の後半45分にまさかの同点ゴールを浴びた。香川は自分自身のプレーに関して「距離感が悪かった。ボールを持ってもなかなか出しどころが見当たらなくて、今日は特に苦労した」と反省した。
 香川は「受け入れるしかない」と言い、2試合連続の不完全燃焼ドローに前を向いた。その先には王者バイエルン・ミュンヘンの姿がある。次節は、ついに敵地での直接対決を控える。開幕から7連勝中と好調の王者をたたき、再び浮上のきっかけをつかみたいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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