トゥヘル監督が香川らドルトムント攻撃陣を一喝 「怖さがない」

「相手に自信を与えてしまった」

 ドルトムントの日本代表MF香川真司が、27日のブンデスリーガ第7節ダルムシュタット戦で同点弾の起点となる絶妙なクロスを送った。だが、2-2の引き分けに終わり、トーマス・トゥヘル監督から厳しい一喝を浴びたという。ブンデスリーガ公式サイトが伝えている。
 後半アディショナルタイムに途中交代となった香川は、反省モードだった。
「ここ2試合は、特に前半うまく試合に入れていなかった。その中で失点してしまい、ビハインドを背負った状況で戦うのはどうしても苦労しますし、相手に自信を与えてしまった」
 前節では、勝ち星のないホッヘンハイム相手にドロー。この試合では、前半17分、ダルムシュタットに先制点を奪われる苦しい立ち上がりとなった。ここまでレバークーゼンとブレーメンから白星を挙げ、敵地シャルケ戦でも勝ち点1を持ち帰るなど、健闘する2部からの昇格組を相手にビハインドを追って前半を折り返した。
 ハーフタイムにトゥヘル監督からは、厳しい喝が入ったという。香川も「『こんな試合をしていてはダメだ』と言ってました」と明かしている。その言葉にチームは発奮。後半に入ると、エースFWオーバメヤンが18分、26分に連続ゴールで一時は逆転に成功している。
 香川にも指示が飛んだ。「『もっとゴール前に入っていけ』とも言われました。それも『1枚じゃなくて、2枚、3枚じゃないと周りも空かないし怖さもないから、そういうところでスピードアップをして、(ボールを)入れていけ』と言われました」

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