本田今季2試合目の出番なし 数的不利のミランはジェノアに0-1で今季3敗目
トップ下にはライバルのボナベントゥーラがシフト
ACミランは27日、敵地でジェノアと対戦して1-0で敗れた。日本代表MF本田圭佑は第2節以来4試合ぶりのベンチスタートになったが、そのまま出番なしに終わった。
ミランはイタリア代表MFアンドレア・ベルトラッチが負傷から復帰して3ボランチの左でスタメン出場。トップ下での起用を希望していたイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラがボランチからポジションを移し、今季無得点、ゼロアシストと不発続きだった本田は弾き出される形でスタメンの座を失ってしまった。また、FWマリオ・バロテッリが前節に続きスタメン出場。ブラジル代表FWルイス・アドリアーノとコンビを組み、コロンビア代表DFカルロス・バッカがベンチスタートになった。
立ち上がりは本拠地の声援を受けるジェノアがペースを握る展開になった。前節に続き18歳の新鋭DFダヴィデ・カラブリアが先発したミランの右サイドを狙い撃ちにしたような攻撃で主導権を奪うと、10分にMFブレリム・ジェマイリが直接狙ったフリーキックが壁に入ったボナベントゥーラに当たってコースが変わった。GKディエゴ・ロペスは逆を突かれ、そのままゴールイン。ミランは0-1と先制を許した。
ジェノアの組織的なプレスの前に、ミランはボールを前方にリズム良く運ぶことがままならない時間が続いた。バロテッリとアドリアーノが孤立し、有効な攻撃が繰り出せない。セットプレーに活路を見出したいところだったが、前半35分にボナベントゥーラの左コーナーキックを合わせたバロテッリのヘディングシュートはわずかにゴール右に外れ、同点弾とはならなかった。