「俺らが優勝させたる」 日本代表MF堂安、アジア杯制覇へ…恩返しの“若手活躍”宣言

日本代表MF堂安【写真:AP】
日本代表MF堂安【写真:AP】

今大会のプレーに悔しさを滲ませる堂安 「僕が勝たせたと胸を張って言える試合はない」

 日本代表はアジアカップ・グループリーグ3連勝で首位通過を決めた。21日に決勝トーナメント1回戦サウジアラビア戦を控えるなか、19日に試合開催地のシャルジャで初練習を終えた20歳MF堂安律(フローニンゲン)は「俺らが優勝させたるぐらいの気持ちで……」と、アジア杯優勝に向けて“若手活躍”宣言をした。

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 初戦トルクメニスタン戦(3-2)に右サイドハーフで先発した堂安はパスミスから失点を招くも、FW大迫勇也(ブレーメン)の連続ゴールで逆転後に追加点を叩き込んで勝利に貢献。続くオマーン戦(1-0)も同ポジションで先発し、MF南野拓実(ザルツブルク)へのパスから好機を演出し、PK奪取を呼び込んだ。

 ウズベキスタン戦は温存された形の堂安だが、今大会の自身のパフォーマンスに全く満足はしていない。「まだまだですね」と悔しさをにじませると、「試合を振り返って、僕が勝たせたと胸を張って言える試合は1試合もない」と断言した。「そういうところを目指しています」――そう言い切ったアタッカーが見据えるのはアジアの頂点だ。

 初戦はゴールを決めるも動きの鈍さを感じさせた堂安だが、第2戦では要所でキレのあるドリブルも披露するなど、試合を重ねるごとに調子を上げている。本人も「1戦目より確実に2戦目のほうが良くなっている。スプリントの切れもそう」と体感している一方、危機感はむしろ強まっているようだ。

「得点を取れましたけど、まだまだ自分の力を出し切れていないイメージがあるので、もっと貪欲にならないといけない。このままじゃ本当にダメだと思っている」

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