ジェラードもビエルサの“スパイ行為”に反応 「度を過ぎた行動」とルール制定を求める
ジェラードは「スパイ行為が再び起こる可能性がある」と再発を危惧
スコットランド1部グラスゴー・レンジャーズの指揮官を務めるスティーブン・ジェラード監督は、イングランドで問題となっているリーズ・ユナイテッドのマルセロ・ビエルサ監督が起こした“スパイ行為”について言及し、ルールを制定することを要求しているようだ。英サッカー専門メディア「フットボール365」が報じた。
問題となっているスパイ行為は現地時間11日に行われた英2部チャンピオンシップ第27節リーズ対ダービー戦の試合前日に起きた。練習を行っていたダービーは、練習場周辺に不審な男がいたことから警察に通報した。その後、この人物がリーズのスパイだったとしてFA(イングランドサッカー協会)が調査に乗り出していた。
ビエルサ監督は16日、チャンピオンシップに所属するリーズが、すべての対戦相手のトレーニングを見張らせていたことを認め、集まったジャーナリストたちに彼らがどのような分析をしていたかを披露した。
この一件に関しては、多くの意見が飛び交っている。そして今回、反応したのが、スコットランドリーグで指揮を執るジェラード監督だ。かつてリバプールでプレーしたジェラード監督は、イングランドで起きた“スパイ問題”について「私はリーズが起こした今回のケースは度を過ぎた行動だと思っている」と主張。そして、こういったスパイ行為をなくしていくためには、ルールを制定する必要があると語った。
「他チームの練習場に、誰かを派遣するのは私のやり方ではない。ただ、これに対するルールは制定されていないから、制定されるまでは(スパイ行為が)再び起こる可能性があるだろう。私の意見としては、この種の行為への対応策を整える必要があると思います」
多くの監督が今回の件に反応している。だが、ジェラード監督の言うとおり、スパイ行為に対するルールがないことを考えると、今回の件では大きな罰則を与えることは難しいのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)