韓国メディアで広がる“塩谷弾”の波紋 「幻想的」と称賛も「日本のフェアプレー精神を問題視」

ウズベキスタンのDFトゥフタフジャエフが塩谷に詰め寄り、怒りを露わにする場面も見られた【写真:©AFC】
ウズベキスタンのDFトゥフタフジャエフが塩谷に詰め寄り、怒りを露わにする場面も見られた【写真:©AFC】

ウズベキスタン戦の逆転ゴール後の一触即発シーンに言及

 森保一監督が率いる日本代表は、17日のアジアカップ・グループリーグ第3戦でウズベキスタンに2-1と逆転勝利し、F組1位で決勝トーナメント進出を決めた。今大会初出場のDF塩谷司(アル・アイン)の豪快なミドルシュートが決勝点となったが、この一撃が決まる直前に相手選手がピッチに倒れていたことが韓国メディアで物議を醸し、日本のフェアプレー精神を問う報道が相次いでいる。

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 1-1で迎えた後半13分に生まれた塩谷の一撃は、紛れもないスーパーゴールだった。DF室屋成が右サイドからクロスを供給。これは相手にクリアされるも、こぼれ球に反応した塩谷がペナルティーアーク後方から左足を振り抜き、豪快に叩き込んだ。

 韓国の総合ニュースメディア「インサイト」も、この一撃を「幻想的なミドル弾」や「感嘆が自ずと出る“ワンダーゴール”」という言葉で称賛している。だが、塩谷がシュートを打つ直前、ウズベキスタンのMFフォジル・ムサエフがペナルティーエリア内で倒れ込んでおり、それを見たDFイスロム・トゥフタフジャエフが手を挙げなら、プレーの一時中断をアピール。しかし、瞬間的な判断が求められる場面で塩谷がプレーを止めるのは難しく、結果的にそのままプレーを続行してシュートを放つ形となった。

 得点後に日本の選手が歓喜に沸くなか、トゥフタフジャエフが塩谷に詰め寄り抗議したため、ピッチ上では一触即発のムードが漂った。この一連のシーンについて「インサイト」は、「相手選手が倒れているのに試合を止めずにゴールを入れた日本」との見出しで記事を掲載。「日本のフェアプレー精神が問題視された」と、次のように日本に対して疑問を呈している。

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