ランパード監督がリーズの“スパイ行為”に改めて言及 「これは明らかにリーグの問題」
“スパイ容疑”のビエルサ監督に憤怒 「グアルディオラやクロップはそんなことをしない」
英2部リーズ・ユナイテッドで指揮を執るマルセロ・ビエルサ監督が行ったダービー・カウンティへの“スパイ行為”について、改めて指揮官のフランク・ランパード監督が口を開き、「(ユルゲン・)クロップ監督や(ジョゼップ・)グアルディオラ監督がそれをするのは見たことがない」と苦言を呈したと、英紙「ザ・サン」など英大手メディアが軒並み報道している。
問題となっているスパイ行為は現地時間11日、チャンピオンシップ第27節リーズvsダービーの試合前日に起きた。練習場周辺に不審者がいたことからダービーが警察に通報。その不審者を練習場から連れ出した際に、この人物がリーズのスパイだったとの容疑がかかり、FA(イングランドサッカー協会)が調査に乗り出したことが発端だ。
ビエルサ監督はスパイ行為を認めながらも、ランパード監督を含めた広範囲からの批判に対して、この問題が珍しい出来事ではないことを主張した。
16日に行われたFAカップのサウサンプトン戦後の会見で、ランパード監督がリーズのスパイ行為に関して改めて言及し、当事者同士だけの問題ではなくなっていると主張した。
「今現在、これは明らかにリーグの問題となっている。我々のリーグ、すべてのチームにとってだ。だから、これからどうするか決めるのは彼ら次第だ」
また、容疑のかかったビエルサ監督が臨時の記者会見を開き、自身が行う分析について長時間にわたって説明したことを受け、「彼は意図的に印象を与えた。私はペップ・グアルディオラ監督がそんなことをするのを見たことがないし、ユルゲン・クロップ監督がそうするのも見たことがないし、ポチェッティーノ監督もそうだ。彼らは密室の中で行い、それを公表はしない」と怒りを露わにした。そして、ランパード監督は「本当に驚愕した。信じられないことだ」と続けた。
このスパイ行為に関しては、現在リーグ側とFA側によって調査が開始されている。勝ち点剥奪などの罰則も噂されているが、果たしてどのような決着となるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)