なでしこリーグが最終節に劇的決着! ベレーザが逆転優勝でINACは2位に終わる
INACは年間王座を懸けエキサイティングシリーズでリベンジ狙う
一方で、本拠地のノエスタに昨季の年間女王の浦和を迎え撃ったINACは、一進一退のゲーム展開の中で得点を奪うことができず、スコアレスでゲームが続いた。後半15分には、この日ベンチスタートのなでしこジャパンFW川澄奈穂美を入れて何とかゴールを奪いにいくが、浦和ゴールを割ることができない。浦和の鋭いカウンターでピンチを招く場面もあったが、失点せずに優勝への望みをつないで試合が進んだ。
しかし、このまま0-0で無情にもタイムアップの笛が鳴り響き、引き分けに終わった。この結果、日テレが勝ち点43に伸ばしたのに対し、INACは勝ち点42。わずか1ポイント差でレギュラーシリーズ女王の座を逃した。また、この日2得点の田中は通算12得点で、なでしこジャパンでも共に戦った菅澤優衣花(千葉)と並んで得点女王を分け合った。ベレーザには優勝賞金300万円が贈呈された。
今後は、年間優勝の座を懸けて争うエキサイティングシリーズ上位リーグが行われる。レギュラーシリーズ1位から6位までのチームが出場し、1位が勝ち点6、2位が勝ち点5、以下6位までが勝ち点1を持ち越し、1回戦総当たりで争うことになる。
(※試合後に田中の得点のうち1点が籾木の得点と訂正されたため、田中は11得点で得点ランキング2位となった)
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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