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暫定15位と苦しむ王者チェルシー 弱点の右サイドバックにバルセロナDFアウベス補強か
ベゴビッチ頼りのGKもジョージア代表リストアップと英紙報じる
昨季王者のチェルシーが、プレミアリーグ7試合で勝ち点8の暫定15位と想定外の不振に陥っている。そこで来年1月の移籍市場でバルセロナのブラジル代表DFダニエウ・アウベスら緊急補強に乗り出すと、英紙「メトロ」が報じた。
今季パフォーマンスの上がらない名手、セルビア代表DFブラニスラヴ・イヴァノヴィッチに納得していないジョゼ・モウリーニョ監督はサイドバックを優先ポイントとしてアウベスの補強を熱望。バルセロナで数々のタイトルを手にした百戦錬磨のベテランに、冬の移籍市場で移籍金2000万ユーロ(約27億円)の予算を確保し、交渉に入る算段だと報じている。
一方、ベルギー代表のティボー・クルトワが長期離脱を強いられているGK陣の補強にも乗り出す。今夏新加入のボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表GKアスミル・ベゴヴィッチに頼り切りで手薄になったGKについて、ジョージア人GKに白羽の矢を立てる可能性が浮上している。
ポルトガル地元紙「オ・ジョゴ」によると、そのターゲットはロシア・プレミアリーグのクリリヤ・ソヴェトフ・サマラに所属するジョージア代表の197センチの長身GKジョルジ・ロリアだという。ロリアは前所属のギリシャのオリンピアコスからフリーになっていたところを9月20日に現所属クラブと契約をしたばかり。だが、チェルシーが早速狙いを定めたもようだ。
連覇に向けて厳しい状況にあるチェルシーのモウリーニョ監督はニューカッスル戦で2-2のドロー後、「この結果ではタイトルを争うチームになることは不可能」と現状に白旗を揚げている。その一方で、冬の移籍市場での逆襲に向けて早くも準備を進めているようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images