板倉の将来のライバル? シティが“フェルナンジーニョ後釜”の18歳MFと10億円で合意
クロアチア1部ハイドゥク・スプリトのパラベルサと合意「クロースと似通っている」
マンチェスター・シティは、クロアチア1部ハイドゥク・スプリトの18歳MFアンテ・パラベルサを移籍金700万ポンド(約9億8000万円)で獲得することで合意に達したと、英紙「ガーディアン」が報じている。
シティは現地時間15日、川崎フロンターレのMF板倉滉と完全移籍で契約を結び、日本代表MF堂安律が所属するオランダ1部フローニンゲンへ2020年まで期限付き移籍することが発表されていた。
板倉が1月の移籍市場で最初の補強がシティだが、2人目の補強も決定的のようだ。記事では、クロアチアの名門ハイドゥク・スプリトから新鋭MFパラベルサの獲得が合意に達していると伝えており、移籍金は約10億円と無名の18歳に対しては“大台”と言える。
「ここ数年で大きな進化を遂げている。彼はすでにクロアチアリーグで最も優れたセントラルMFの1人として評価を高めており、次世代を担う傑出した逸材だ。彼はサッカーの知性と試合の読み方において、トニ・クロースと似通っている点がある。現時点では8番の役割としてプレーしているが、シティは33歳のフェルナンジーニョに激しく依存していることもあり、素晴らしい6番へと成長させるつもりだ」
下部組織から今季トップチームへ昇格したパラベルサを、レアル・マドリードのドイツ代表MFトニ・クロースを引き合いに出して評価。シティにとって最も不可欠な存在であるブラジル代表MFフェルナンジーニョの将来的な後釜として見据えていると分析している。
Jリーグではセンターバックを担うことが多かった板倉も、主戦場は守備的MF。オランダの地で結果を残し、シティへと戻った暁には、フェルナンジーニョの後釜の座を懸けた、パラベルサとの熾烈なポジション争いが待ち受けているかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)