韓国代表ソン・フンミン、PK奪取&アシストの活躍を母国称賛 「14分で十分だった」
プレミアリーグの試合を終えて14日に合流 状態が懸念されるなかでエースの働き
韓国代表は16日、アジアカップ・グループリーグ第3戦で中国に2-0で勝利し、C組首位での決勝トーナメント進出を決めた。今大会初出場となったエースのFWソン・フンミン(トットナム)は、前半14分に先制点となるPKを奪取。後半6分にはダメ押しの2点目もアシストし、韓国メディアは「ソン・フンミン効果は14分で十分だった」と称賛している。
グループリーグ2連勝でベスト16進出を決めた韓国だが、初戦でフィリピン、第2戦でキルギスと2試合連続で格下相手に1-0と辛勝。その戦いぶりには国内メディアからも批判の声が上がっていた。そうしたなか、13日のプレミアリーグ第22節マンチェスター・ユナイテッド戦(0-1)にフル出場したエースのソン・フンミンが14日に待望の合流。16日の中国戦にトップ下として今大会初出場を果たした。
両者が積極的に攻撃を仕掛けるなか、先にスコアを動かしたのは韓国だった。ソン・フンミンがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをガンバ大阪のFWファン・ウィジョが落ち着いて決めて、前半14分に先制した。
その後も両者がチャンスをつかむ一進一退の攻防が続くが、1点を追う中国は最後の精度を欠き得点を奪えず。すると後半6分、韓国はソン・フンミンのCKからDFキム・ミンジェが豪快なヘディングシュートを叩き込み、リードを2点に広げた。
精神的に余裕を得た韓国は危なげなく時計の針を進め、このまま2-0で試合は終了。第1戦でフィリピン、第2戦でキルギスとそれぞれ格下に1-0と苦戦を強いられたことで、国内メディアからの批判にも晒されていたパウロ・ベント監督率いる韓国だったが、終わってみれば無傷の3連勝、しかも無失点での1位通過を決めた。
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