アンリ率いるモナコ、クラブワーストのホーム10戦未勝利 “盟友”ビエラのニース崩せず
注目の“元同僚対決”で退場者を出した相手に勝ちきれず、ホームで1-1ドロー
フランス1部リーグ・アンは16日に第17節の延期分だったモナコとニースの「コートダジュール・ダービー」が行われ、1-1で引き分けた。ティエリ・アンリ監督とパトリック・ビエラ監督という盟友が率いるチームの一戦は、痛み分けに終わっている。
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かつての戦友が火花を散らすとあって、試合前から注目度が高かったこの一戦。先制したのは8位のニースで、21歳の元U-20フランス代表MFアラン・サン=マクシマンのゴールで均衡を破った。
しかし前半アディショナルタイムにニースのDFイーサン・サコが退場となるアクシデントもあり、後半に入ると数的優位を得たモナコが反撃。後半5分に17歳DFブノワ・バディアシルのへディングが決まって試合を振り出しに戻した。その後、ニースはPKのチャンスを得るも、モナコ守護神の元スイス代表GKディエゴ・ベナリオがセーブを見せてピンチを脱した。結果は1-1のドローとなった。
この試合で引き分けた両チームだが、明暗は分かれている。ビエラ監督率いるニースは、勝ち点1を上積みして6位に浮上した。その一方、アンリ監督率いるモナコは降格圏の19位から脱せず、苦しい状況は変わっていない。
今季リーグ戦でわずか3勝のモナコだが、実はその3勝はすべてアウェーゲームで挙げたもの。このニース戦が今季10試合目のホームゲームだったが、またも勝利を逃す結果に。データ分析会社「オプタ」によれば、リーグ・アンで開幕からホームで10試合未勝利というのはクラブ史上初という不名誉な記録だという。また、単一シーズン内のホーム未勝利記録としても最長となった。
今季途中にレオナルド・ジャルディム前監督を解任し、アンリ監督を招聘した一昨季の王者は、いまだ暗いトンネルを抜け出せずにいる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)