大型補強の浦和、J史上初のリーグ&ACL“二冠宣言” 「2チーム分の選手を揃えた」
新体制発表会見で淵田代表が目標を掲げる 「リーグ制覇とACL制覇を同時に達成したい」
浦和レッズは16日に新シーズンのユニフォーム発表と新加入選手の会見を実施した。FW杉本健勇やDF山中亮輔といった日本代表選出歴を持つ実力者を国内クラブから獲得したことで、淵田敬三代表は今季の目標を「リーグ制覇とACL制覇を同時に達成したいと考えている」と掲げた。
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これまでにJリーグ勢がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇したのは浦和の2回(2007年、17年)のほか、ガンバ大阪の1回(08年)、昨季の鹿島と合計4回あるが、リーグ戦との同時優勝はいまだに達成されていない。今オフには杉本や山中に加え、柏レイソルからDF鈴木大輔、モンテディオ山形からMF汰木康也を獲得。ポルトガルの名門ポルトからはブラジル人MFエヴェルトンを期限付き移籍で獲得し、明治大学からは大学サッカートップクラスのサイドバックであるDF岩武克弥が加入。そして、ユースチームからは3選手が昇格した。
エヴェルトンはこの日の会見を欠席し、翌日の始動日からの合流になることがアナウンスされたものの、壇上には8名の選手がズラリと並んだ。淵田代表が「リーグ制覇とACL制覇を同時に達成したいと考えている。こうした高い目標に向かって邁進していきたい」と明言した後、昨年4月に浦和のゼネラルマネジャー(GM)に復帰した中村修三氏は、記者会見でその狙いをこう話している。
「昨シーズン、浦和レッズは監督が2度代わり、強化責任者も代わりといろいろなことがあった。オリヴェイラ監督就任後はチームが安定し、リーグ5位、天皇杯の優勝でACL出場権を獲得できた。監督にはチームを立て直してもらえた。レッズに不足している勝利への執念、最後まで走る、諦めない、戦うといったベースを植え付けてもらえた。そのベースを継続しつつ、シーズンを通して攻守に安定したチームを作りたい。どこも成し遂げていないリーグ優勝とACL優勝に向け明日からスタートする。その目標を達成するため、選手を補強して質の高い選手で2チーム分の選手を揃えた」
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