若手よ、這い上がれ！　エースFWの切なる願い「『やってやるぞ』をもっと感じたい」

「言ったら日本の中で11人しか試合に出られないわけだから、もっと中に秘めているものを出してほしいし、『やってやるぞ』というのをもっと感じたいというか……。それに対して『僕らも負けてられないぞ』という感じの相乗効果になればいいと思っている。まだまだ足りない。僕らが引っ張るんじゃなくて、下から這い上がってきてほしい」

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　それはエースの切なる願いだ。長友は若手に対する環境作りが不十分である可能性を口にしたが、大迫はストレートな物言いをしている。要約すれば“若手よ、這い上がれ”だ。長友と大迫の意見、どちらにも一理ある。違うのは問題を、若手を取り囲む環境・状況に見るか、若手自身の在り方に見るかだろう。

　大迫が求めるのは相乗効果に他ならない。下からの突き上げがあってこそ、チームの競争が激化し、戦力の底上げにつながる。今大会、大迫は若い世代の勢い不足を感じ取っているのだろう。だからこそ「まだまだ足りない」と語ったのだ。

　2011年大会以来の優勝を目指す日本にとって、若手の活躍は欠かせない。大迫の情熱が若手を変貌させるか。森保ジャパンに新たな化学反応が起きようとしている。

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