原口のPK奪取&長友の“ハンド疑惑”に英記者が持論 「幸運と断言することはフェア」
ラウンド16からVAR導入も…「正確な判定や議論の終焉を保証するものではない」
そうは言っても、アジアカップにおいて、ハンドにまつわるレフェリーの判定はいくつか矛盾が生じている。
レバノンのMFハッサン・マートゥクはカタール戦(0-2)でFKの壁に入った際、ボールが腕に当たってハンド判定となった。2回目のFKがゴール前10ヤード(約9メートル)の位置で与えられ、これが得点につながった。同様の出来事は他の試合でも生じている。たとえPKという判定が極端に厳しいこととしても、長友と日本にとっては判定を免れたことを幸運と断言することはフェアであるはずだ。
決勝トーナメントでこのような出来事が生じた場合は、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で確認することができる。しかし、ロシア・ワールドカップで見たように、それは正確な判定が下されることや議論の終焉を保証するものではない。
ともあれ、まもなく面白い戦いがやってくる。
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マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。