アーセナルGKチェフ、今季限りでの現役引退を発表 「全てを達成したと感じている」
15年間をプレミアリーグで過ごした元チェコ代表GKは、リーグの無失点試合記録も樹立
アーセナルの元チェコ代表GKペトル・チェフは15日、自身の公式ツイッターを通じて、契約満了を迎える2018-19シーズン限りで現役を引退することを発表した。
アーセナルでドイツ代表GKベルンド・レノに正GKの座を譲っていた36歳の守護神は、契約満了後の動向が注目されていたが、15日に自身の公式ツイッターで決意を綴った。
「これが僕にとってプロサッカー選手として20年目のシーズンになる。最初にプロ契約を結んでから、20年が経った。今がシーズン終了後の現役引退を発表するのに、適切なタイミングだと思う」
現役引退の理由については、「15年にわたってプレミアリーグでプレーしてきて、獲得し得る全てのトロフィーを獲得してきた。達成できることは、全て達成したと感じている」と、説明している。
実際、04年夏にフランスのレンヌからチェルシーに加入したチェフは、1年目から正GKの座を射止め、プレミアリーグの連続無失点記録を更新するなど、クラブのプレミアリーグ制覇に大きく貢献した。その後、FAカップ、リーグカップ、UEFAチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグを制しており、FIFAクラブ・ワールドカップを除けば、ほぼ全てのタイトルを獲得している。
36歳となったチェフは、その輝かしいキャリアにもう一つタイトルを加えたいという思いも投稿。「アーセナルで引き続き、全力を尽くし、今シーズン、もう一つタイトルを獲りたい。その後は、ピッチを離れてどんな生活が待っているかを見てみたい」と結んだ。
2018年にプレミアリーグ史上初のクリーンシート(無失点)200試合を達成したチェフは、現在も同リーグの最多クリーンシート記録保持者だ。また、チェコ代表としても最多124キャップを保持し、同国の最優秀選手を7度受賞。サッカー史に名を刻んだGKの勇姿を見られるのも、残りあとわずかだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)