日本代表、なぜ控え組の不満が出ない? 交代枠残すも… “森保流人心掌握”を槙野が絶賛

指揮官の観察眼とマネジメント力に心酔しきり 「なんで使わないんだよとかはない」

「なんで使わないんだよとか、交代枠が余っているのに、というのは別に選手の中でもない」

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 そう証言したのはDF槙野だ。チーム内で説明がされており、2試合でそれぞれ交代枠を残していても不満は噴出していないという。コミュニケーションを密に取りやすい日本人監督の良さが出ている一面であり、槙野は「珍しいですね。選手一人ひとりの観察とマネジメントがすごく長けている」と森保流に心酔しきりだ。

 森保監督は細部にも目を配るとともに、選手一人ひとりの立場と心情に応じた接し方をしているようだ。当然、ベンチで満足する選手は誰一人いない。槙野自身、初戦トルクメニスタン戦でフル出場するも第2戦はベンチスタートとなり、DF冨安健洋(シント=トロイデン)にスタメンの座を奪われた。「モヤモヤした気持ち」が生まれても不思議ではない状況のなかでも統制が取れているのは、指揮官の優れた手腕があってこそと言えるだろう。

「特に出ていない選手へのアプローチの仕方が素晴らしい監督。今出ていない選手たちがいるし、少ない出場時間の選手たちにも積極的なコミュニケーションを図っている。変な感じはない」(槙野)

 17日の第3戦ウズベキスタン戦はメンバーの入れ替えも予想されるなか、どのようなメンバーを先発で送り出し、交代カードとして誰を投入するのか。森保監督の采配に注目が集まる。

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(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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