「持ってる」青森山田の“10番”檀崎、選手権V呼ぶ2発 J1札幌内定「磨きをかけたい」
ゴール前にフリーで抜け出し殊勲の2ゴール「仲間に感謝したい」
J1北海道コンサドーレ札幌入りが内定している青森山田(青森)のMF檀崎竜孔は、14日に埼玉スタジアムで行われた第97回全国高校サッカー選手権の決勝で2ゴール。流通経済大柏(千葉)を3-1で撃破して2大会ぶりの優勝を飾る原動力になった。その2得点に「持ってるなと思いますね」と笑顔を見せ、この先の札幌で始まるプロ生活への決意を語った。
青森山田は檀崎も「警戒していた」と話すセットプレーで、前半32分に流通経済大柏のJ1鹿島アントラーズ入りが内定しているDF関川郁万にヘディングシュートを決められて先制を許した。苦しい展開のなか、輝きを見せたのが壇崎だった。同40分にFW佐々木銀士が抜け出したところでゴール前に走り込み、ラストパスを合わせてゴール。さらに後半18分には、右サイドを切り崩したMFバスケス・バイロンのラストパスを中央で流し込んだ。
いずれもシュートの瞬間はフリーで明らかな決定機だっただけに、「ちょっと持ってるなと思いましたね」と笑顔だった。そして「得点シーンを見れば誰でも決められると思われるかもしれないですけど、それを決めきれて良かったです。1点目は、あとはスプリントして合わせるだけのナイスボールでしたし、2点目は走ってきた仲間もいましたけど、冷静に流し込めた。練習中から1本中の1本という気持ちでやってきたからこそかなと思っています」と、絶好の決定機をゴールという結果につなげたことへの喜びを話した。
今大会では、関川を含め決して多くないJ1入り内定選手として注目を集めた。檀崎はそうしたプレッシャーとも戦った大会を、「あまり最初のうちに結果が出せず、最後はという思いがありました。結果として決勝での2得点は仲間に感謝したいですし、積み上げてきて良かったと、後悔なく終われる大会でした」と振り返っていた。
札幌では、Jリーグでも屈指のテクニカルかつ攻撃的なサッカーを展開する“ミシャ”ことミハイロ・ペトロヴィッチ監督の指導を受ける。まだクラブとは合流日について話していないというものの、プロという立場に変わって勝負していくことに対する決意は強い。
[ftp_del]
>>【PR】元浦和の鈴木啓太氏が2018年Jリーグを総括 DAZNで広がる「観る側の面白さ」
[/ftp_del]