元Jリーグ監督が日本戦で示した矜持 異色の中東勢オマーンに見るアジアの奥深さ
今回のアジアカップは試合を見るたびに新たな発見や驚きが…
試合後、取材エリアでの対応を終えてバスに向かおうとしていた長友佑都にオマーンの変化について聞いてみると、「ボールをつないでくれて、思ったより蹴ってこなかったので助かりました」と正直な感想が返ってきた。
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かつてオーストラリアは空中戦を武器に、アジアの国々を苦しめてきた。しかしアンジェ・ポステコグルー監督(現・横浜F・マリノス監督)になってからポゼッションスタイルに方向転換し、自国開催の15年アジアカップで優勝を飾った。
果たしてオマーンも同じ道を辿ることができるのか。今回のアジアカップは、試合を見るたびに新たな発見や新鮮な驚きがある。
そこで一つ提案。E-1サッカー選手権は極東4カ国(日本・韓国・中国・北朝鮮)を中心に、オーストラリアもゲスト参加したことがある大会だが、次回からはその予選の枠を東南アジアや中央アジアにまで拡大してはどうだろうか。日本代表の強化にもきっと役立つはずだ。
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(六川亨 / Toru Rokukawa)
六川 亨
1957年、東京都生まれ。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年に退社後はCALCIO2002、プレミアシップマガジン、サッカーズ、浦和レッズマガジンなどを創刊して編集長を務めた。その傍らフリーの記者としても活動し、W杯や五輪などを取材しつつ、「サッカー戦術ルネッサンス」(アスペクト社)、「ストライカー特別講座」、「7人の外国人監督と191のメッセージ」(いずれも東邦出版)などを刊行。W杯はロシア大会を含め7回取材。現在は雑誌やウェブなど様々な媒体に寄稿している。