レアル元会長、C・ロナウドのユーベ移籍の舞台裏告白 「ジダンの要求と反対のことを…」
ジダンはロナウド保持を希望も、ペレス会長に要求を通してもらえず辞任を決断
今季のレアル・マドリードは、リーガ・エスパニョーラ19節を終えて首位バルセロナから勝ち点差10の4位に甘んじている。不振の要因に挙げられているのが、ジネディーヌ・ジダン前監督の退任とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのユベントス移籍だ。レアル元会長であるラモン・カルデロン氏は、ジダン監督がC・ロナウドをそもそも売却したくなかったことを明らかにしている。
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昨夏、レアルはジダン監督の退任とロナウド移籍で分岐点を迎えていた。そのなかでフレン・ロペテギ前監督を招聘し、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルをエースへ据えた。しかし、UEFAチャンピオンズリーグこそ決勝トーナメント進出を果たしたものの、リーグ戦では19試合終了時点で首位バルセロナと勝ち点差「10」で4位と苦しい状況が続いている。
レアルの元会長であるカルデロン氏は、スペイン紙「AS」に対してジダン監督がロナウドは売却せず、実際にはベイルを売りたがっていたことを明かした。
「ジダンはクリスティアーノをキープしてベイルを売ることを主張していた。ただ(フロレンティーノ)ペレス(会長)は、ジダンの要求と反対のことをしたんだ。(ジダンは)何人かの選手と契約する時や他の選手を売却する時に意思決定力を持つことを望んでいた。だけど、要求が満たされなかったので、彼は辞任したんだ。彼は正しかったね」
ペレス会長との争いは、ジダン監督がクラブを去る理由として明確に言及されていないが、自身への信頼の欠如が辞任を決めた理由の一つであったかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)