英代表新星サンチョ、ブンデスの“次なるスター候補”に忠告 「そんなに簡単じゃない」
バイエルン行きが噂される同胞ハドソン=オドイに「ブンデスは良いリーグだと話した」
ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョは、わずか17歳でイングランドからドイツへ渡る選択をし、自らの道を切り開いた。今季ドルトムントで大ブレイクしている18歳は、若くしてドイツに渡るかもしれないチェルシーのU-19イングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイに海外移籍をして戦ううえでの“心構え”を忠告した。ドイツメディア「SPORT BUZZER」が伝えている。
“次なるヤングスター候補”ことハドソン=オドイを巡っては、バイエルンが獲得に向けてチェルシーに何度もオファーを提示。バイエルンのハサン・サリハミジッチSDが「どうしても彼を獲得したい」と明言するほどの惚れ込みようで、チェルシーの評価額に届く3500万ポンド(約48億円)で4度目のオファーを提示したという。ハドソン=オドイ自身はバイエルン行きを望んでいると伝えられており、今回で契約が成立するのではないかと見られている。
合宿先のスペイン・マルベージャで報道陣に対応したサンチョは、「彼に、『ブンデスリーガは良いリーグだよ』と話したよ。彼は自分にとってベストなこと、自分が快適にやれることを選ぶべきだと思う」と言及。そして、「僕らは仲の良い友人だ。彼に何が起きているかは知っている」と意味深なコメントも口にした。
マンチェスター・シティのアカデミー育ちのサンチョはトップチームでの出場機会を手にするため、2017年にドルトムント移籍という勇気ある決断を下した。1年目は怪我などもあってブンデスリーガ12試合の出場だったが、今季は開幕からここまで全17試合に出場し、6ゴール8アシストと首位を走るチームに大きく貢献。イングランド代表にも招集され、出世街道をひた走っている。
「自分にとって、ドイツに移籍するという決断を下したことはラッキーだった。ただ、こっちに来て頑張るというのはそんなに簡単じゃない。僕の場合、上手く行っているので、もしかしたら簡単だと思われているかもしれない。でも、厳しいよ」
自らの体験を元に異国の地での挑戦の厳しさを説いたサンチョ。「強いメンタリティが必要だ」とハドソン=オドイへの“忠告”とも取れる言葉を残していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)