「議論を呼ぶPK」「長友はラッキー」 英誌も日本戦で起きた“疑惑の判定”に注目

長友の“神の手”に海外メディアが言及【写真:AP】
長友の“神の手”に海外メディアが言及【写真:AP】

オマーン戦での原口のPK獲得シーンと、長友の“神の手”に言及

 日本代表は13日に行われたアジアカップのグループリーグ第2戦で1-0とオマーンを下し、2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。しかし、決勝PKにつながったFW原口元気へのファウルの判定や、DF長友佑都のハンドが見逃された点など、審判のジャッジにも救われる勝利となった。海外メディアでは「議論を呼ぶPK」「長友はラッキーだった」などと報じられている。

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 前半26分、FW南野拓実(ザルツブルク)のシュートがオマーンGKに防がれ、このこぼれ球に原口が反応。ペナルティーエリアぎりぎりのところでボールを拾った瞬間、相手DFのタックルで倒されて主審はペナルティースポットを指した。

 これを原口自身が決めたが、オマーン選手との接触はなかったようにも見え、また接触があったとしてもその位置がエリア内かどうか微妙な場面だった。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は、「日曜日のアジアカップ、日本は原口元気の議論を呼ぶペナルティーで日本がオマーンに1-0で勝利」と報じている。

 さらに前半終了間際にはオマーンMFサラー・アルヤハヤエイのシュートが、ペナルティーエリア内でブロックに入った長友の手に当たるシーンも。試合後には長友自ら「腕が残っていて、そこに当たってしまった」と認めた。“神の手”となったこのプレーが起きたのがペナルティーエリア内だったこともあり、PKを得た日本と得られなかったオマーンと、二つの判定が両者の明暗を分ける結果となった。

 同誌の記事では「スポットキック(PK)が与えられず、長友はラッキーだった」と指摘されている。2試合連続の1点差での勝利ということで、オマーン戦に出場した選手は試合後、口々に「決めきれなかった」と決定力不足を嘆き、判定への疑問も飛び交うなど消化不良な一戦となった。グループ首位通過が懸かる第3戦のウズベキスタン戦(17日)では、トーナメントへ弾みをつける勝利に期待したいところだ。

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