尚志の2年生エース染野、“涙のハットトリック”に秘めた「ネクスト大迫」の誓い
「大迫選手は体格差があってもボールを収める力があったと思うし、それが自分の課題」
そして、後半30分には中央を崩すパスワークから上手く相手のマークを外すと、GKとの1対1を冷静にゴールに流し込んでハットトリックを達成。その時点でのスコアも3-2とリードしたが、最後に追いつかれてPKで敗れた。試合後にはベンチコートに顔を埋めて涙するシーンも見られた染野は、「自分が点を決めてもチームは負けてしまった」と、達成感と同時に悔しさも現れる表情で話した。
仲村浩二監督は「代表に選ばれて天狗になった時期があって、一度は下のチームに落としたんです。でも、そこから這い上がってくれた。本人も大迫選手のようになりたいと、覚悟を決めたと思います」と話す。その通りに、染野が目指すのは現在の日本代表のエースであり、鹿児島城西高時代には「大迫、半端ないって」という強烈なワードを生んだストライカーだ。
「前回の代表戦(1月9日トルクメニスタン戦)でも点を決めてチームを勝たせている。どんな相手、体格差があってもボールを収める力があったと思うし、それが自分の課題。あと1年、レベルアップしたい」(染野)
2年生エースとして今大会の得点ランキング首位に並ぶ5得点を奪ったストライカーは、「ネクスト大迫」を目指して1年後の全国制覇を最大の目標に成長を誓った。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
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