「ドルトムントに独走する力はない」 元バイエルン監督が後半戦の“失速”を予想
“鬼軍曹”マガト氏が古巣の逆転優勝を予言 「選手一人ひとりに質がある」
ドイツ・ブンデスリーガの今季マイスターシャーレは、ドルトムントではなくバイエルンが掲げることになる──少なくとも、元バイエルン指揮官のフェリックス・マガト氏はそう考えているようだ。ドイツメディア「SPORT BUZZER」が報じている。
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バイエルンはブンデスリーガ前半戦を終えた現段階で、首位ドルトムントに勝ち点「6」差の2位となっている。批評家やファンの多くはドルトムントを優勝の本命とみなし、バイエルンが6差を追いつき、さらにそれを上回ることは難しいと考えている。
しかし、かつてバイエルンでDFBポカールとの二冠を2年連続で達成した“鬼軍曹”は、バイエルンの優勝を確信しているようだ。ドイツ誌「キッカー」のコラムで、「バイエルンにとっては、選手一人ひとりに質があることがプラスの材料だ。前半戦は、ドルトムントの強さよりもバイエルンの弱さが目立っただけだ。ドルトムントには、このままシーズン終了まで独走するだけの力はないと思う。従って、私はバイエルンがマイスターとなり、ドルトムントは2位に終わると考えている」と、今季の“前半戦王者”に優勝するだけの資質はないと綴った。
マガト氏はさらに「勝ち点差が小さくなれば、世間で議論が巻き起こる。若いドルトムントがそうした議論を気にしないでいられるか、怪しいものだ」と、若手主体のドルトムントには経験値が高く精神面で成熟したベテラン勢がおらず、そこが弱点だと指摘した。
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