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モウリーニョがコスタの処分に嘆息 「チームは傷付いている」
過度な抗議は控える
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、FWディエゴ・コスタがイングランドサッカー協会(FA)から3試合の出場停止処分を受けたことについて、不満をあらわにした。だが、「監督まで失うことはない」と語り、これをしぶしぶ受け入れるという。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。
モウリーニョ監督は4-1で勝利したリーグカップのウォルサル戦後のインタビューで、コスタの処分ついて言及した。コスタは、19日のアーセナル戦でDFローラン・コシエルニーの顔をたたいたプレーがFAから暴力行為と判断され、試合後に出場停止処分を下されていた。
「私がこれまで実例を持ち出したり、感情を持ち込んで深く議論しようものなら、私に重い停止処分が待っているだろう。それは望んでいない。チームにとっては余計なことだ。重要な選手を3試合欠くことになったが、監督まで失うことはない」
コスタは今年1月にも、リバプール戦で相手DFエムレ・ジャンを踏みつけたプレーで同じく3試合の出場停止を受けた。そうした荒々しいプレーや、相手を挑発するような行為がたびたび問題視されてきた。また、ハムストリングなど故障の不安も抱えている。元来シーズンのフル稼働が難しい上に、出場停止による欠場はチームに大きな影響を与えかねない。昨季は20得点を挙げたが、出場は26試合にとどまっていた。
「いかなる時も、選手を失うことはチームにとっていいものではない。負傷であれば、まだ受け入れるのは簡単だが、このような状況は気分を暗くさせ、チームは傷付いている」
チェルシーはリーグ開幕直後は不調が続き、エースも欠くことになるなど厳しい状況が続いた。だが、アーセナル戦から連勝を飾り、ようやく上昇気流に乗った。次節は、敵地でのニューカッスル戦。この勢いに拍車を掛けたいところだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images