“ハイキック”で退場のバイエルンFWミュラー 2試合出場停止、CL16強リバプール戦欠場へ
昨年12月のアヤックス戦での一発退場にUEFAが裁定 クラブ側は申し立ての予定
UEFA(欧州サッカー連盟)は現地時間11日、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節のアヤックス対バイエルン戦(3-3)において、相手選手の頭部にハイキックを見舞い、一発レッドカードを受けたバイエルンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーに対し、直近のUEFA主催試合2試合の出場停止処分を下した。
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昨年12月12日に行われたこの試合で、ミュラーは後半30分に逆サイドから飛んできたボールを受けようとして右足を高く上げてジャンプしたところ、アヤックスのアルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコの後頭部に飛び蹴りを見舞った形となり、その場で退場を言い渡された。
ドイツ紙「ビルト」によれば、ミュラーはその後「相手の選手と話をした。彼からはソーシャルメディアを通じて返事を貰った。僕も彼にSMSでメッセージを送り、返事を貰った。彼は大丈夫みたいだった。有り難いことに、ひどい事態にはならなかった」とコメント。タグリアフィコに謝罪をしたことを明かし、故意にやったのではないと述べていた。
次のUEFA主催試合2試合とは、リバプールとのCL決勝トーナメント1回戦の第1戦(2月19日)と第2戦(3月13日)。昨季CLファイナリストという強敵を相手にする難しい試合で、バイエルンはミュラーを失うことになる。ただし、バイエルン側はこの裁定についてUEFAに申し立てを行うと発表。今後の状況次第で、ミュラーの処分が軽減される可能性もある。