痛恨ドローで首位陥落のドルトムント指揮官、決定力不足に自嘲 「青さが出た」

「今夜負けたかのように感じないことが大事」

 試合後に主将のドイツ代表DFフンメルスは、同僚を咤(しった)激励する所作を見せていた。
 指揮官は「ハーフタイム前にリードされるべきではなかった。だが、後半にとてもいい試合を見せて挽回した。多くの素晴らしい決定機を創出することができた。マッツはキャプテンだ。私は気がつかなかったが、彼が周囲とそのように話し合っているのはいいことだ。それを大げさに取り上げないことも重要だ。リーグ戦5試合で初めてのドロー。負けたわけではない。確かに前半は惨劇というわけでもなかった。後半は素晴らしかった」と語った。
 前節までともに開幕5連勝で得失点差で上回っていたバイエルン・ミュンヘンが6連勝とし、単独首位に立った。
 首位陥落となったが、トゥヘル監督は「それについて言うべきことはない。今夜負けたかのように感じないことが大事だ。何故なら負けてはいないからだ。今夜多くの決定機をつくった。少しジャッジの部分で不運なこともあった。ジグナル・イドゥナ・パークで日曜日に試合は続く。何としても勝つつもりだ」と視線を前に向けていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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