「プレミア守備的MFトップ10」を英紙選出 “W杯王者MF”カンテを上回った1位は?

カンテは3位、“ボール回収マシン”が堂々の1位に

 4位のチェルシーMFジョルジーニョは、マウリツィオ・サッリ監督の下で司令塔として中盤に君臨。1試合平均94.8本、成功率が90.5%とパスのスタッツが注目されるが、1試合平均でタックル1.7回、インターセプト1.1回、クリア1回と守備でも確かな貢献を果たしている。

 3位もチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテだ。フランス代表の一員として昨夏のロシア・ワールドカップで世界王者となった稀代の守備的MFは、今季はサッリ監督の下でポゼッションを高める戦い方を目指している影響から、インターセプト、タックル、ファウルの数がいずれも昨季より減っている。それでもポゼッションを高め、相手を追い回す役割を、これまでよりも少し高い位置で行うようになっただけだ。

 2位はリーグ首位を走るリバプールのオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム。1試合平均のタックル、インターセプト、クリア数はそれぞれ1.1回、0.5回、0.7回と他に比べて際立っているわけではない。それでも、ボールを奪われた後に奪い返すリカバリーは90分あたり平均5.8回と驚異的な記録を残している。パス成功率も91%を誇り、ファイナルサードへのパスが1試合平均7.86本と攻撃のスイッチを入れる役割もこなす。まさにハイプレスから速攻を狙うリバプールにうってつけの存在だ。

 そして1位は、マンチェスター・シティのブラジル代表MFフェルナンジーニョだ。12月にプレミアでシティが連敗をしたクリスタル・パレス戦とレスター・シティ戦は、いずれもフェルナンジーニョが不在だったということがその存在の大きさを物語っている。1試合平均でタックル2.2回、インターセプト1.5回、クリア2.7回であり、高いボール回収率でクラブにポゼッションを取り戻している選手であることは、リカバリー数10.27回という記録が示している。まさにチームの心臓で、プレミア・ナンバーワンの守備的MFと言っても過言ではないだろう。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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