リバプールGKアリソン、前任カリウスに言及 CL決勝の“悲劇の凡ミス”は「悲しくなった」
ミスから失点を喫したGKカリウスに同情「どのような気持ちになるか分かる」
リバプールのブラジル代表GKアリソンが、入れ替わりでチームを去ったドイツ人GKロリス・カリウス(ベジクタシュ)の昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でのミスに言及。該当シーンを見た時、「悲しくなった」と明かした。英ラジオ局「talkSPORT」が報じている。
カリウスは昨季、レアル・マドリードとのCL決勝(1-3)で立て続けに凡ミスを犯し、逆転負けを喫する戦犯になってしまった。最初は後半6分、ペナルティーエリア内でボールをキャッチし、味方へスローイングしようとしたところを、目の前にいたレアルの元フランス代表FWカリム・ベンゼマが伸ばした足にボールを当てられて失点。さらに1-2で迎えた同38分には、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルの強烈な無回転ミドルをキャッチミスして後ろに逸らし、勝負を決する3失点目を献上した。
アリソンは同シーズン後の夏に、ASローマからリバプールへ移籍。そして、カリウスはアリソンの加入から間もなく、トルコのベジクタシュに2年間の期限付きで移籍した。
現在リバプールの正GKとして安定したパフォーマンスを見せているアリソンだが、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」のインタビューで、「カリウスに起きたことを見た時、本当に悲しくなった。あれは、誰にでも起きる可能性がある」と、前任のカリウスに同情した。
さらに、「たとえ、自分のチームが得点を挙げたとしても、相手キーパーの大きなミスからのゴールだったら、他のゴールのように喜ぶことはない」とも話し、「そういう瞬間にキーパーがどのような気持ちになるのか分かるからね」と理由を説明。カリウスの心中をおもんぱかっていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)