神童ムバッペ、PSG移籍の“真相” クラブ間合意していたレアル行き破談の要因は?
マンUがベイル、レアルはムバッペ獲得に動いていたが…
フランス代表キリアン・ムバッペは、2017年8月末にモナコからパリ・サンジェルマン(PSG)に期限付きで移籍した。完全移籍の条件である1部残留を満たしたため、PSGに正式加入。しかし、スペイン紙「AS」は、レアル・マドリードはPSGよりも前に移籍金で合意していたが、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルが理由でムバッペの移籍がなくなったと報じている。
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ムバッペのPSG移籍が決まる前の2017年7月24日、アメリカのロサンゼルスでレアルとマンチェスター・ユナイテッドのプレシーズンマッチが行われた。その際、試合前のカメラが捉えたのは、当時ユナイテッドを指揮していたジョゼ・モウリーニョ監督とベイルの会話だった。モウリーニョ監督はベイルに「君が話をしてくれないと、君を買うことができないんだ」と話しかけていた。
そして、その2週間後の8月7日、モウリーニョ監督は翌8日に控えたUEFAスーパーカップでのレアル戦を前に、「もしクラブ(レアル・マドリード)のプランに彼(ベイル)がおらず、新たな選手が加入することで彼の機会が失われるのであれば、彼を待ち、彼を欲しがる他の監督たちと戦う」と、ベイル獲得の意向を示唆。「だが、もし明日の試合で彼がプレーすれば、それは彼がチームから求められているという証拠だろう」とも話していた。実際、ベイルはこの試合で先発出場を果たしている。
振り返れば、この時がレアルにとってはベイルを妥当な価格で売却する絶好の機会でった。さらに、その前のシーズンにセンセーションを巻き起こしてビッグクラブの目を集め始めていた新星ムバッペを獲得するチャンスでもあったのだ。実際にレアル・マドリードは、フランスの新星の獲得に向けて動いていたという。PSGも同じくムバッペにオファーを出していたが、彼の寝室は壁一面に憧れであるレアル・マドリードの選手たちの写真が飾られており、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長にとってムバッペ獲得は決して難しくないプロジェクトのはずだった。
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