「このチームの一員でうれしい」

「同点に追いつけなかったかもしれない。けれど、あれはまさにチーム全員の根性と個性の証明だ。ジェイミー・ヴァーディと、シンジ・オカザキが我々の全てを要約している。我々は、お互いのためにハードワークする。自分たちはチームだ。このチームの一員になれたことが本当にうれしいよ」
　前線から絶え間ないプレッシングで周囲の負担を軽減し、いったんボールを奪い返せば前線に矢のように飛び出す。そうした労を惜しまない岡崎と、ヴァーディこそがチームの象徴だという。
　マンチェスター・シティなどでのプレー経験を持つ28歳の守護神が、誇りに思うチームは今季4位と好調を維持している。2トップの体現する自己犠牲の精神とともに、レスターはまだまだ躍進を遂げそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images