韓国代表、アジア杯辛勝スタートを中国メディアが批判 「日本のサッカーを模倣」

韓国がフィリピンに1-0で辛勝した【写真:Getty Images】
韓国がフィリピンに1-0で辛勝した【写真:Getty Images】

短いパスをつなぐ日本の技術を例に挙げ、格下フィリピン相手の苦戦を批判

 韓国代表は7日に行われたアジアカップ初戦のフィリピン戦で、1-0と勝利した。FIFAランキング116位の相手にボール支配率82%を誇りながら、FWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)のゴールのみに終わったなか、中国メディアが韓国サッカーを批判。「韓国が日本のサッカーを真似しようとした」という主張を、韓国メディア「インサイト」が報じている。

 エースのFWソン・フンミン(トットナム)がまだ合流していない韓国は、ファン・ウィジョを最前線に置く4-2-3-1でスタート。格下フィリピンに攻勢をかけて何度もゴールに迫ったが、粘りの守備の崩せずに逆にカウンターを食らう場面もあり、スコアレスのままゲームは進んだ。

 後半22分、右サイドから攻め込み、スルーパスに抜け出したFWファン・ヒチャン(ハンブルガーSV)がゴールライン際から折り返し。中央で待ち構えていたファン・ウィジョがワントラップから冷静にネットを揺らし、待望の先制ゴールを奪ったが、フィリピン相手に奪ったのはこの1点のみ。ボール支配率82%を記録したFIFAランキング53位の韓国としては、文字通りの辛勝だった。不甲斐ない試合内容に韓国国内でも批判が浮上したなか、同じアジアの中国も物申したようだ。

「韓国サッカーは『日本の“短いパス“の真似』と批判する中国メディア」

 こう見出しを打って報じたのは、韓国メディア「インサイト」だ。中国ポータルサイト「捜狐」が、日本の強みを短いパスで試合を進めていく技術を挙げつつ、「韓国が日本のサッカーを模倣しようとした」と主張したという。

「搜狐は記事で韓国と日本を比較して批判の刃を立てた。『選手個人に意欲があまり見られなかった』『試合の運びは忍耐力がなく、気が早かった』と付け加えた」

 韓国の次戦(11日)は中国が2-1で勝利したFIFAランキング91位のキルギス。快勝を飾り、批判を打ち消すことができるだろうか。

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