「綺麗にサッカーをしていては勝てない」 2得点の大迫、気持ちのこもったプレー求める
2ゴールで逆転勝利に貢献も反省の弁 「もっと良いプレーを見せることができれば…」
日本代表は9日、アジアカップ初戦となるトルクメニスタン戦で先制を許す苦しい展開となりながらも、後半に3得点を挙げて逆転し3-2で勝利を収めた。勝利の立役者となったのは後半に連続ゴールを奪ったFW大迫勇也だった。殊勲のストライカーは「綺麗にサッカーをしていては勝てない」と、辛勝に終わった初戦を振り返った。
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前半26分、トルクメニスタン代表MFアルスラン・アマノフに、強烈なミドルシュートを決められて先制を許した日本は、5バックで守る相手の守備をなかなか崩すことができなかった。しかも、ボールポゼッションを高めるなかで、相手にボールを奪われてカウンター攻撃を受ける危険なシーンを作られた。
そうした不穏な空気を一変させたのが大迫だった。後半11分、MF原口元気のクロスを受けた後、切り返しで相手をかわしてシュートをゴールに流し込んだ。そして、その4分後の同15分にはDF長友佑都が粘って折り返したボールを無人のゴールへ流し込み、逆転となるゴールを奪った。
日本はさらにMF堂安律が追加点を挙げ2点差にするも、同33分にPKで失点し1点差にされてしまった。その後も危うい場面があったものの、1点のリードを守り切った日本が3-2で勝利し、今大会を白星で発進させることができた。
この試合で2得点の大迫は、「もっと上手くできたと思いますし、応援してくださったサポーターにもっと良いプレーを見せることができれば良かった」と反省の弁から切り出し、苦戦を強いられた一戦について振り返った。
「(ハーフタイムには)綺麗にサッカーをしていては勝てないと話し合いましたし、もっとゴールに向かうプレーを増やそうと声をかけ合いました。初戦で点が欲しい時にしっかりと点を取ることができたのは、個人としても良いことだと思うし、次につながる。良いパスを送ってくれたので、しっかりと決め切ることができました」
史上最多5度目の優勝を狙う日本としては、不本意な出来での勝利となり、次戦に不安を残すスタートとなった。満足のいかない内容に、大迫は「今日は反省点の多い試合をしてしまったので、次は気持ちのこもったプレーをすることが大事。まずはリカバリーをして次の試合に向かいたい」と、1月13日に行われる次戦のオマーン戦に向けて気持ちを新たにしていた。
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